北口本宮冨士浅間神社(富士吉田)

sangokuichi
山梨県側から臨む富士山の聖地、北口本宮冨士浅間神社を訪れました。
富士吉田駅、改め富士山駅からは約2km。徒歩でもアクセス可能ですが、長い長い坂道を登ります。その坂道の両側には、「御師(おし)」の家があちこちに立ち並びます。⇒★(江戸時代の庶民の富士山信仰、富士講のガイド的存在)


国道138号線に面して大きな鳥居があります。
大きな鳥居には「富士山」と掲げられています。この鳥居をくぐると、一気に空気が変わり、外の世界の車の音も聞こえないくらいしんと静謐で、ずっしりと重厚な雰囲気が漂います。

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参道の右側には、角行の立行石がありました。角行は、富士宮の人穴でも有名ですね。大昔から富士山で修行していた行者たちがいて、驚異的な伝説があちこちに残っていることには本当に驚かされます。
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どーん。大きいです!

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本殿が近づいてきました。さらにもうひとつの大きな鳥居があります。

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今度は「富士山」ではなく、「三国第一山」と記されています。
ああ… もしお天気が良ければ、この鳥居の後ろには富士山が大きく見えるのでしょうか?(私はここには何度かお邪魔していますが、一度もここから富士山のお姿を拝んだことがありません)

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澄んだ水が流れる小川にかかった橋を渡り、鳥居と門をくぐって境内に入ります。


堂々たる手水舎。(ここの手水舎が、個人的好みとしてはナンバーワンに好き)
そばにありました看板によりますと、なんとこのとおり。

此の水は、此処から東南1.6kmへだった藤の裾野に湧き出る泉端と称される冷水を伏樋でひいたもので往古から当神社の御供水として用いられ、夜増の水といわれる飲料水です。

伝えに、昔右対象、源頼朝が富士野巻狩をされた時、裾野十数里の間、飲むべき清水なく土卒渇に苦しんだので、公は富士の山神に祈り鞭をあげて巌を掘った処、麗々滾々として湧出したという。これはこの水であり、清く澄み冷たいことまさに天下無類といわれております。

水盤(縦193糎、横283糎、高さ110糎)は一箇石であり、御水者(江戸時代中期延亨3年、約245年前)、は四石柱支えによる雄大荘重比類稀な建築だと称されています。

すごい。ひとつの石をくりぬいて作られているのですね。素人目に見ても、その迫力が伝わってくるのも納得です。
たいへん残念ながら、ここではお水を頂いて帰ることは禁止です。(道の駅では、水汲み場が用意されているので、お水取りはそちらから。文末にリンク有)


この龍がめちゃくちゃカッコいいのです!
この日は長く鋭い爪のようなつららを装備して、ますます迫力あふれるお姿になっていました。



がおーーー!!!


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背後に回ると、なんとながーーーいシッポでお身体支えています。

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いつまでも龍さまを見つめていたいところですが、本殿に向かいます。


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この本殿のことを「富士山の懐に入り込んで抱かれるような」と表現している文をお見かけしたことがあります。 そのお気持ち、なんだかわかる気がします。

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ご由緒が記されています。祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめ)、彦火瓊瓊杵命(ひこほのににぎ)、大山祇神(おおやまつみ)。
(まさに王道ど真ん中。富士山ファミリーセット(?!)のラインナップですね)

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個人的には、神社仏閣の建築物にまったく関心がありません。でも、ここだけは別です。なんかいいなぁ〜、素晴らしいなぁ〜と感じます。

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こんな風におもったのは、他では秩父神社、戸隠の宝光社、くらいでしょうか。たぶんどこも古くから伝わる精巧な彫刻が施されている建物だからだと思います。でも、日光の社寺はあまりにも豪奢すぎて苦手です…

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拝殿の裏手に回ると、こんな鳥居があります。

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どーん。ここにも「富士山」の文字が!

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そうなのです。ここからこの道をずーーーーっとたどって行けば、富士山の頂上にそのままつながっているのです。(当然ながら、昔の人たちはここから歩いて頂上をめざしたということですね)

もう一カ所、訪ねてみたい場所があります。このまま標識に従ってこの道を数百メートル進んでみましょう。(途中の分かれ道は、右に進んで下さい)

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大塚丘(おつかやま)、という小さな丘があります。

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日本武尊がここ大塚丘にて富士山を遥拝したという伝承があり、ここが北口本宮冨士浅間神社のの元宮である、と言われています。⇒★

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木々に遮られて、富士山の姿は見えません。しかし、大きな木が何本かすっくと天に向かって立っているこの空間は、明らかに周囲の森とまったく違った印象と空気を醸し出しています。(木=気でもあります。大きな立派な木が生えているところは、やっぱり強い気が流れているのです)

ああ。今回も富士吉田からの富士山は拝めなかったなぁ…と、駅に向かってとぼとぼと坂を降りて来て、金鳥居 ⇒★  からふと、降りて来た道を振り返りました。


22-2015-01-29 17.23.29あっ!!!
いつのまにか分厚い雲が晴れて、大きな大きな富士山がその姿を現してくれていました。

北口本宮冨士浅間神社 山梨県富士吉田市上吉田5558
http://sengenjinja.jp/index.html
 https://goo.gl/maps/IAHsO  (Googleマップ)

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大塚丘  山梨県富士吉田市上吉田5619
https://goo.gl/maps/9qwVW (Googleマップ)

道の駅 富士吉田 富士山天然水水汲み場 富士吉田市新屋1936-6
http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p_9654.html
(富士の国やまなし観光ネット)

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< 過去の参考記事 >
富士北鹿(其の壱)富士山駅 ⇒ 北口本宮 ⇒ 北東本宮
http://tamayura10.exblog.jp/17200830/

富士北鹿(其の弐) 大明見 ⇒ 杓子山への道 ⇒ 不動湯
http://tamayura10.exblog.jp/17200861/

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